臨床心理課の特徴

現在、高岡病院グループの臨床心理課には、臨床心理士12名(パート含む)が在籍しています。
 我々は、外来・入院病棟での心理検査やカウンセリングを中心に、医師や看護師、その他専門職のスタッフと協働・連携しながら「チーム医療」の一員として現場で活躍しています。療育、発達障がいのSSTグループ、IMR、リワークプログラム(集団認知行動療法やMCT)、児童病棟での集団プログラムなど活躍の場も多く、幅広い経験や知識を積み上げることができます。各々のスキルや経験に合ったケース・業務を担当するので、現場で活躍できる実力をしっかり身につけることができる環境です。新しいことにも挑戦し、勉強会やカンファレンスを行い、部署全体のスキルアップにも日々励んでいます。
 2020年6月開設の兵庫県西部で初となる児童思春期病棟OHANAをはじめ、関連施設も多く、あなたの活躍の場がきっと見つかるはずです。

療育

    就学前の発達障がいの子供たちを対象に、臨床心理士および作業療法士による療育を行っています。綿密なアセスメントに基づき、コミュニケーションなど社会性に重点をおいたプログラムを実施するとともに、ペアレントトレーニングなど、保護者への支援にも力を入れています。
  • 療育

SSTグループ

    不適応状態にある発達障がいの青年を対象としたSSTグループは、楽しい集団活動を通じて自己肯定感の向上を図り、自立への意欲を高めることを目的としています。臨床心理士は主にストレスマネジメントやアサーションなど心理教育を担当し、社会生活に必要なスキルの獲得をサポートしています。

IMR

    IMR(Illness Management and Recovery)とは、精神症状を自己管理する方法を学ぶことに加え、自分の夢や目標の達成を目指す心理教育です。統合失調症圏の方を対象に、医師、看護師、薬剤師、作業療法士、精神保健福祉士、臨床心理士と多岐にわたる職員が関わっています。IMRは一般的な心理教育とは異なり、その人が持つ力に焦点を当てたり、一緒にゴールを考え、治療計画を考えることが特徴です。

リワーク

    リワークではうつ病等で休職中の方を対象に復職に向けたリハビリを行っています。リワーク担当医、作業療法士、精神保健福祉士、看護師、薬剤師と協働してプログラムの運営進行等を行い、復職までのサポートをしています。臨床心理士は、認知行動療法・メタ認知トレーニング・SSTなどのプログラムや、個別面談、職場への連絡調整等に携わっています。
  • リワーク

児童思春期病棟OHANA(入院支援)

    OHANAでは、児童期や思春期の子どもたちの入院治療を行っています。病棟内には小学生から中学生を対象とした院内学級があり、教師による学習指導も行います。医師、看護師、作業療法士、臨床心理士、相談員、院内学級の先生方と日々連携しながら、チームで子どもや家族を支えていくことを大切にしています。また地域とも密に連携を取りながら、切れ目のない支援を目指しています。
  • OHANA

高岡病院グループの臨床心理課が、あなたの心理士としての更なる成長に繋がる職場となることを職員一同願っています。一人でも多くの方からのご応募をお待ちしています。