メッセージ

佐藤特別顧問の略歴紹介:
1967: 岡山大学大学院を修了、医学博士
1971:カナダ ブリティッシュ コロンビア大学に留学
1986:東北大学医学部精神科 教授
2001:定年退官、東北大学名誉教授
2001~2015 東北福祉大学大学院教授、こだまホスピタル(石巻市)特別顧問
2014 : 財)こころのバリアフリー研究会 代表理事
2017:高岡病院(姫路市) 特別顧問、現在に至る

学会活動(歴任)
日本精神神経学会理事長、日本生物学的精神医学会理事長、日本神経精神薬理学会理事長など
名誉会員
世界精神医学会、日本統合失調症学会、日本てんかん学会、日本うつ病学会など
主な著書
「燃え上がり現象」、「てんかんの神経機構」、「覚醒剤精神病」、「APA統合失調症治療ガイドライン」、「統合失調症の治療-臨床と基礎」など
受賞
日本てんかん学会 功労賞
日本神経精神薬理学会 功労賞
世界生物学的精神医学会 Award for Scientific Excellence of the WFSBP
2014 世界精神医学会 ジャン ドレー賞など

若手精神科医のための研修講話と症例検討会

この病院は地域精神医療の拠点病院として、早くから“人間中心のケア”に取り組んできました。私は3年前、およそ30年ぶりに当院に戻り、若手精神科医に向けた講話や抄読会、症例検討会などの臨床研修プログラムのSupervisorとして携わっています。

抄読会は医局員が選んだ海外文献を抄訳してパワーポイントで紹介し、その臨床的な意義について検討しています。

症例検討会は、児童思春期から老年期にいたる豊富な症例の中から若手精神科医が担当する症例を報告し、診たてや治療法(多軸評価や診断、病像の理解、治療計画、治療法など)について経験やエビデンスに基づいた意見を交わしています。 また、心理教育、IMRを取り入れたリカバリー指向のケアに取り組んでいます。