ママさんナースの一日

精神科 看護師 として働く

一日

朝、 まだ少し早い時間に目を覚まし、家族の朝ごはんの準備
をしながら、「今日も1日が穏やかでありますように」と静か
に願います。その後、白衣に着替え、病棟に向かい、看護師と
しての一日が始まります。

神科の看護は、目に見える傷を治すだけではなく、患者さんの
心の揺れに寄り添う仕事です。「おはようございます」その一言
の挨拶から、その日の患者さんの表情や声のトーンを感じ取ります。
眠れていない方、不安でいっぱいの方、悲しみや怒りを抱え
きれずにいる方・・・。薬の管理やバイタルだけでなく、何気ない
会話の中から、小さな変化を見つけられることも大切な役割です。
には、強い言葉を向けられることもありますが、感情的に返す
のではなく、その奥にあるつらさに思いを巡らせます。「大丈夫
ですよ」という言葉は、患者さんに向けているようで、実は自分
自身にも言い聞かせている言葉かもしれません。

事を終えて帰宅すると、今度は母の顔に戻ります。
子どもの笑顔に、自然と心が癒されます。心を支える仕事は、
決して派手ではありませんが、誰かの「生きたい」という気持ち
をそっと見守る仕事だと感じています。見えない痛みに気づ
き寄り添い、やさしく・強く過ごした1日が終わり、また明日
も、母として、看護師として、奮闘する一日が始まります。