診療科のご案内
主な症状と特徴について診療科別にご案内いたします。
精神科・心療内科外来の特徴
ひとえに「こころの不調」といってもさまざまなものがあります。
どのようなものがあるのかというと、精神病性障害群(統合失調症など)、双極性障害群(躁うつ病)、抑うつ障害群(うつ病、適応障害など)、不安障害群(パニック障害など)、心身症(ストレスで身体症状が悪化する、自律神経失調症など)、認知症などがあります。
例えば「最近気分が晴れない」、「最近気持ちが落ち込んでいる」、「これまで楽しめたことが楽しめない」といった精神的な症状(精神症状)があった場合、たしかにうつ病が疑われますが、他の精神疾患に伴って生じる場合も少なくありません。
体の病気に伴って出てくる精神症状もあります。脳梗塞や頭部外傷など脳の病気にかかったことがきっかけで精神面の不調をきたすこともあります。
女性の方は、生理や閉経に伴って精神面で不安定になることもあり、ホルモンバランスや免疫の状態も「こころの不調」には密接にかかわっています。
そのほか、もともと何らかの発達障害を持っている方が大人になって初めて「こころの不調」がでてくることもあります。
また、気分の落ち込みなどは誰もが一生のうちで一度は経験するでしょう。
精神症状については、「正常範囲」と「治療が必要な範囲」の線引きが、一般の方にはなかなか難しいと思います。そのため、適切な診断と治療のためには専門家による評価・判断が重要になります。
「こころの不調」でお困りの方は、一度当院にご相談ください。
なお、他院で行った検査の結果、処方内容や御家族からの情報も診断する上で非常に大切です。可能であれば、他院での検査結果やお薬手帳を持参していただいたり、御家族同伴で受診していただくことも、あわせてお願い致します。
神経内科外来の特徴