先輩医局員の声

Voice02(医局)

臨床医の仕事内容

外来診療、入院患者の治療、精神科救急対応、リエゾン精神医療(姫路赤十字病院緩和ケア内科とチームを組織し姫路赤十字病院の入院患者を回診・診療)、当直など。

臨床医としてのキャリア

2年間の臨床初期研修を終えた後、総合診療科、一般内科、糖尿病・内分泌科、心療内科で計5年臨床経験を積んでから、高岡病院グループで精神科医としてのキャリアを開始しました。精神科医になる前に身体科での診療経験があったほうが、患者さんの人生をより理解できると考え、そのようなキャリアとしました。

仕事(精神科)の魅力

当然のことですが、人のこころは数値で測ることはできません。その時点での身体機能、その時代での価値観、診断基準の変遷によって、医療従事者側・患者側ともに“こころの捉え方”が違ったものになります。
「いま目の前にいる人のこころをどのような切り口で理解し、どのように患者さんと対話していくのか?」
この命題を常に考えながら患者さん主体のオーダーメイドのチーム医療を創っていくことが精神科の魅力であると思います。

高岡病院グループを選んだ理由

医師として研鑽を積むには、患者様の人生を“ひとつの大きなヒストリー”として理解することが重要であると私自身は考えます。高岡病院グループは、病院、クリニック、老健、サービス付き高齢者向き住宅(サ高住)など併設施設が多く、インフラが非常に充実しています。このような環境があれば、できるだけ長くその人の人生に寄り添うことができると考え、高岡病院グループを選びました。

新しい仲間へのメッセージ

現在高岡病院グループには、いろんな世代の精神科医が在籍し、その上、みないろんなバックグランドを持っています(身体科経験者多数)。そのことで、特定の考え方・枠組みに偏らずに、常にフラットなものの見方を維持できています。講義・勉強会も多くありますが、後期研修医だけでなく、その他の医師も自由に参加しています。また、医局内は開放的な構造になっていて、“バイキング料理を食べているのかの如く”みな思い思いのメンバーを集めて議論しています。議論の途中で周囲も自由に参加し、事前発生的にカンファレンスが行われることもしばしばです。あなたも是非その輪に加わっていただければと思います。